看護師の職場の種類

大半の方が看護師という単語から連想する職場は、病院やクリニックであろう。
しかしながら、病院やクリニック以外でも看護師が能力を発揮できる様々な職場があるということを知ってほしい。
その様々な職場をここで説明していく。
まず挙げられるのは、介護保険施設や訪問看護ステーション、社会福祉施設などである。
高齢化社会が進んでいることもあり、需要が高いことが特徴だ。
次に、献血車やイベントナースといった単発的な仕事である。
献血ルームや献血車での需要は夏場に高まる傾向があるようだ。
イベントナースやアテンダントナースは人気があり、短期間のアルバイトであるため副業向きである。
続いて、学校や幼稚園などの教育機関が挙げられる。
学校や幼稚園などでは、保健師のサポート役として看護師の需要がある。
こちらは、春頃に最も需要が高まる傾向にあるようだ。
看護師等の学校や養成所で教務となり、実習指導などで教鞭を執るケースもある。
最後に、看護師全体の割合から見て数は少ないが、産業看護師として勤めるケースについて説明する。
一般企業では医務室や健康管理室などでの仕事が多いため、医療そのものに携わる機会が少なくなり、ほとんどが事務仕事となる点に注意が必要だ。
他方、治験関連企業や医療機器メーカーといった職場もある。
こちらは、治験コーディネーターや臨床開発モニターが主な仕事となる。
なお、コールセンターでテレフォンオペレータとして働くケースもある。
健康に関する相談専門のコールセンターであり、臨床経験が求められるという特徴がある。